なんだかお腹は空いていないのに食べてしまう時ってありませんか?
私は今より15kg以上体重があった時は常に何かを口にしていました。
そこで今回はお腹が空いていないのに食べてしまう6つの動機を心理学的に解説をしていこうと思います。
・今回の記事がおすすめな方
✔️お腹が空いていないのに食べてしまう
✔️ついつい食べ過ぎてしまう
このような心理状態に心当たりのある方には参考になるかと思います。
お腹が空いていないのに食べていた過去の私
当時の私は「お腹が空いてから食べなさい!」と言われてもイマイチ空腹の感覚がわかりませんでした。
どちらかといえば満腹なんだけど気がつくと何か食べてしまう
この状態が当たり前でした。
ではなぜ空腹ではないのに食べてしまうのでしょうか。
その理由を以下で解説していきますね。
空腹以外の6つの動機がある
食べる行為には本当の空腹以外に以下の6つの動機があります。
・信条
・習慣
・感情
・欲望
・褒美
・怠惰
この6つのうち自分がどの動機で食べているかを分析すると本来の空腹の感覚がつかめてきます。
空腹ではないのに食べてしまう理由
下記のツイートをご覧ください。
食べることと自分を愛することには深い関係がある。
本来必要とする量以上に食べてしまうと悩んでいる人は、自分に厳しく完璧主義な傾向あり。
過食や食べ過ぎて悩んでいる方は、他人からよく思われたい外向きの完璧主義です。
自分で決めた習慣を守る内向きの完璧主義は自分を愛することに繋がる。
— tomomi@体質改善コーチ (@tomo164_tomo) December 10, 2021
他人の期待に応えたい完璧主義→人から完璧に思われたい→他人軸
自分と決めた習慣を守る完璧主義→目標に向かって進んでいる→自分軸
この他人軸の完璧主義の場合に空腹ではないのに食べてしまう現象が起きやすいのです。
✔️今回はこちらの本を参考にしています。
こちらの本には6つの食べすぎてしまう動機を知ることで10kg増えた体重が戻ったと記載してありました。
では具体的に何故空腹ではないのに食べすぎてしまうのでしょうか。
答え:心の衝動に駆られて食べている
空腹ではないのに食べすぎてしまう原因は心の衝動に駆られて食べているからです。
「心の衝動って何?よくわからない。」
と思いますよね。
具体例を挙げてみます。
小さい子がぐずっていたとします。そこへお母さんがやってきてチョコレートを与えて子供を黙らせようとする。
このシチュエーションが頭に思い浮かびますか?
これと全く同じことが起きているんです。
ぐずった自分に食べ物を与えることで自分を黙らせようとしている。
これが空腹ではないのに食べてしまう根本の原因です。
物事が思い通りに進まないと何かを口に入れて安心しようとする
この習慣が知らぬ間についてしまっているということです。
ぐずる自分が何故現れるのかというと以下が原因です。
・自分自身を信頼していない
・自分を大切にしていない
・怒り
・悲しみ
・ストレス
これらの状況に置かれた時に私たちは空腹や満腹にかかわらず、本来の食べるという意味とは異なる食べ方をします。
これが食欲がコントロールできなくなる状態です。
空腹ではないのに食べてしまう6つの動機
日常生活を振り返って、自分はどの動機で食べているかをチェックしてみてください。
①信条が動機の場合
食べておかないと空腹になるのではないか?
このように心配して義務的に食べている場合は信条から食べている可能性大。
②習慣が動機の場合
これは言葉の通りですね。
例えば朝ごはんを毎食同じものを食べるとか決まった時間にお腹が空いていなくても食べるなど。
こういったのは習慣が動機です。
③感情が動機の場合
怒り、ストレス、孤独。こういった感情を食べることによって紛らわそうとしているのなら感情で食べている可能性が高いです。
④欲望が動機の場合
例えば、それまでお腹が空いていなかったのに美味しそうな匂いとか美味しそうなものを見た場合についつい食べてしまう。
こうなることが多いなら欲望が動機の可能性が高いです。
⑤褒美が動機の場合
こんつめて働きすぎた後などに、リラックスを目的として自分にご褒美として食べ物を買う。
これは褒美が動機です。
⑥怠惰が動機の場合
仕事帰りなどに冷凍食品や出来合いのものを買う。他には一人でいるときに自分の食事を適当に用意する。
これは怠惰が動機の場合です。
✔️この6つの動機が空腹ではないのに食べてしまう原因である
6つの動機が起こるそれぞれの原因
なぜこの6つの動機が起こるのかについて下記で解説していきます。
①信条②習慣で食べている場合
思い込みに縛られているタイプです。
このタイプの人は白黒思考の人がとても多いです。(白か黒で判断し、グレーはないということです。)
例えば、この食品は身体に悪いから絶対に食べない!でもこっちの食品はヘルシーだから毎日食べよう!このような考え方をしがちです。
このタイプの方は何かすごいことを終えない限り楽をしてはいけない。こんな風に思い込んでいるので真面目な方が多いです。
③感情で食べている場合
自分が感じることを受け取らないタイプです。
例えば日常的にイライラすることがあったり、不満や不平があったとしても「自分にとってそれは大したことがない」このように自分ん感情を無視しています。
その感情を自分が受け入れないことで、その不満を食べ物で解消しているということです。
④欲望
周りの人が幸せかどうか?その責任は自分にあると思い込んでいるタイプです。
何かがうまくいかないと罪悪感を抱くのでそれが食べ方となって現れています。
⑤褒美
自分に対して限界を超えるほどの多くを求めているタイプです。
自分にご褒美を与えるには何かを成し遂げた後でないと褒美をあげてはならない、このように思い込んでいます。
そのため常に周りからの賞賛であったり、評価を求めています。
⑥怠惰
他の人への依存度がとても高いタイプです。
大切な人には料理を作ったりするけれど、自分には価値がないと思い込んでいるので自分の体の声を聞こうともしていません。
✔️以上6つが空腹ではないのに食べている心理状態です。
空腹を取り戻すまでのステップ
ではこの6つの動機を使ってどうやって空腹を取り戻していけばいいのでしょうか。
それは自分が空腹以外に食べようと思った時にこの6つのうちのどれに当てはまっているのかを分析することことです。
つまり、どんな心理から食べようとしているのかを客観的に分析するためにこの6つの動機は有効なのです。
✔️過食や食べ過ぎに悩んでいる人は感情が動機の可能性が高い
過去、私は過食に悩まされました。
日常的に不満とかイライラとかを溜め込んでいたんですね。
でもそれを一切外には出さずにいい顔をしていました。いわゆる二重人格のような。
自分の思っていることを口に出してもいないのに「なんであの人は私のことをわかってくれないのだろう」と悲観的に物事を捉えていました。
つまり被害者意識が強かったんですよね。
感情が動機で食べているとわかった私は思ったことは相手に伝えるということを覚えていきました。
空腹以外で食べた場合に自分は6つうちどの動機で食べているのだろう?というのを、記録をしばらく取り続けているうちにだんだん自分の体の声がわかってきます。
この6つの動機を知って1日の終わりにチェックをつけていくことが本来の空腹を取り戻す方法なのです。
6つの動機のチェックは自分を懲らしめるためにやるのではありません。
あくまでも「自分の空腹の声を知る」「自分を知る」という目的で1日の終わりにチェックをつけてみて下さい。
例外:感情がなく食べた場合
「何も考えずに食べちゃった」こんな経験はありますか?
私は過食で悩んでいた頃、何も考えずに衝動的に食べてしまうことが多かったです。
このように衝動的に食べてしまう人はある特徴があります。
それは自分に厳しくて自分に多くを求めすぎている人です。
自分を愛することができなかったときに、そのやり切れなさを食べ物で満たそうとしている証拠なんですね。
なので6つの動機+衝動的に食べた
このうちどれが原因で食べすぎたのかを記してみて下さい。
最後になりますが、このエクササイズで自分を責めることはしないでくださいね。
「自分を知る」ことを目的としてこのエクササイズをしているんだという認識を持つことが大切です。
このエクササイズで得られることは苦しんでいる自分を受け入れることができるんです。
自分を受け入れることで自己否定の気持ち、外向きの完璧主義が改善されてきますよ。
「自分を愛すのは難しい」
こう思う方もいるかもしれませんが、自分を愛すということは自分の体の声を聞くことです。
中医学では体と心は繋がっていると考えます。
体の声を聞いて食べることができるようになると自分の声が聞けるようになります。
そうすると食欲をコントロールしよう!と思わなくても自然と食欲をコントロールできるようになります。
ぜひ、この6つの動機チェックを1日の終わりに振り返りようで取り入れてみて下さいね。
最後になりますが
あなたを愛してあげられるのはあなたしかいないと上記の本の作者は言っていました。
その通りですよね。
ではまた(^^)